2011年3月31日木曜日

【闘病】心配事を全て書き出してしまう【GTD】

前にもちょっと書きましたが私は鬱病です。で、最近GTD(Getting things done)に興味を持ったので、提唱者のデイベットアレンの著書を一通り読みあさりました。GTD自体についてはもう語り尽くされているので書きませんが、鬱病の方はこれの「収集」の段階で、自分の精神を苦しめる全てをはき出してしまうことが非常に重要だと私は考えます。


実際に経験した方は分かると思うのですが、最初の頃は本当にあらゆる事が恐ろしく感じられてしまうものです。本当に馬鹿な話「生きててごめんなさい」とか思っちゃうわけですよ(笑)。それは頑張りすぎた証なのですが。


この段階では将来の事は全て悪いことと感じられるので、まずは短期Goalを設定しましょう。紙にでも何でも良いので、短期Goalというタイトルを付けて、そこに思いつく限りの心配事を片っ端から箇条書きにします。


例えば....
  • 朝起きた後薬の副作用で体が動かないのをどうにかしたい
  • いままで楽しめていたことが楽しめない
  • 食べ物が全て砂の味に感じられる
などですね。人によりますが。このようにまとめておき、しかるべき先生の所に持ち込みます。その上で、それぞれの項目を改善する上で次に具体的にどんな行動をすればいいのかそれを全て明らかにしてしまいしょうよ。


鬱なので、私は何も考える力が残っていない。今はただ横になっていたいのだ。その気持ちは分かりますが、その段階を過ぎたらば是非実行して見たら宜しいかと思います。このようにして頭を支配し続ける心配事にそれぞれ解決までの筋道を立ててしまうんです。解決までのアクションが見えていないと人はそれを不安に思います。


たとえば私は塾の講師で高校三年生に受験英語を教えます。勉強しろといいます。でももし生徒が「3年後に発病する不治の病がある、特効薬はない」という状況におかれていたら?それのことが24時間折に触れて頭の中に登場し彼を縛るでしょう。そこに私から「目の前の勉強のためにエネルギーをだせ」といわれても「ふざけんな!」って話になります(笑)。

しかし、「貴方が三年後にとんでもない重病にかかるが、今から上げる5つのステップを踏むことで治療することが出来る」といわれると事情は全く異なります。これならば、病気になるのはかなりショックですが、「どうやって対処すればいいのか」が明確になっているため心配する必要がありません。それでもあなたは偶にその病気について思い出すでしょうが、その3つのステップを同時に思い浮かべることで直ぐに自分の世界に戻り目の前のことに集中できるようになります。やるべきことがはっきりしているのだから。

随分極端な例になってしまいましたが、もっと些細な心配事でも全てはき出して、解決までのステップを全て明らかにするべきなのですよ。それが私たち患者が次への一歩を踏み出す後押しをしてくれます。


さてさて、私は無類のデジモノ好きですからね。これをMacでやります(笑)詳細は次のエントリーで(普通にOmniFocus使うだけです。悪しからず。)

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