2011年5月17日火曜日

【ネタばれ注意】高校生レストラン第2話とコーチング【※Spoiler Alart!】

高校生レストランとコーチング




高校生レストランの第2回を視聴してみて…講師視点でみていると結構おもしろい。今回は松岡が市の提案した高校生御膳に対してまず、残り二週間での訓練では習得が困難であるという判断をする。

まずこの時点で前任の顧問とは違う。さらに、そこで思考停止することなく御膳に対して「技術介入」して、高校生でも作れるレベルのメニューに作り替えてしまう。この辺は露骨に指導力が現れているのでみていて気持ちがいい。

で、先生は腕の立つ料理人なので技術指導は抜群。しかし「教師」としては半人前以下。これはせいとともに成長していくプロットなのだろうけど、何より生徒の「プレゼンス」が素晴らしい。

★ コーチングにおける3つの視点

講師が生徒なり部下を育てる場合に「コーチング」という言葉が使われることが多くなってきた。ビジネスの現場で。私は個別指導がメインの塾講なのでコーチングは専門中の専門。よく言われるコーチングにおける重要なポイントを防備録?もかねて書かせていただきますね。

「ポッセッション」、「Behavior(なぜかカタカナにできない)」、「プレゼンス」大きくこの三つがあります。この三つを常にチェックしながら適切なアドバイスを投げかけるのがコーチングの基本でございます。「ポッセッション」は生徒の持っている知識のこと。問題を解決するのに十分な知識はあるのか?という視点ですね。英語がいくら得意でも基本単語が足りてなければ長文は読めないですよね。Behaviorはその名の通り行動です。必要だから、という理由だけで必要な行動を起こせたら誰も苦労しませんので、行動を起こす際の妨げになっている要素をピックアップして上げるフェイズです。そして最後が「プレゼンス」です。簡単にいうと「ものの考え方」ですね。わかりやすく反抗期まっただ中の中学生を思い浮かべてください。「俺が単語を覚えてこないのは、いっとくけど先生の授業がつまらないからだよ!」などといっている場合。まあそういうこともあるでしょうが、この場合生徒のプレゼンスにアクセスしてあげる方が先決。「自分で責任をとること」を教えてあげないといけないですよね。

こんな感じでいろいろな支店から常時生徒をチェックしていきます。しかし、この高校生レストランの場合は生徒のプレゼンスが素晴らしいからコーチングしなくてもオッケーW 大人の事情で自分たちのレストランがゆがめられてしまう。できないとことを実行しろといわれる。しかしそこで腐らずに思考を進め「逆にこのチャンスを利用して自分たちのスキルを上げるためのステップにしよう!」と自信をモチベートしてしまう。素晴らしい。

本当はそれ松岡君の仕事なんだけどねW
とういわけで思ったより割と高校生レストランが面白いのでつい書いてしまった次第です。今後にさらに期待。

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